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 SUZUKIの発電機、SX650Rは小型で持ち運びが出来る電源としてアマチュア無線家の移動運用やアウトドアー派の電源用として使われてきました。

しかし、残念ながらスズキは発電機事業から撤退しました。
 
現在では補修部品を入手する事が困難になりましたので、故障内容によっては”廃棄”となります。

さて、今回は「エンジンは掛かるが直ぐに止まってしまう」と云ったよくある症状です。

SUZUKIの発電機は前回修理しましたYAMAHAの発電機と比べ、構造がシンプルなので分解が容易です。

それでは今回行いました修理の手順を説明します。 

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黄色い丸印の燃料コックをOFFにします。

赤い丸印の物を廻してパネルを外します。 

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続きまして赤丸印右側のナット2個と左側のボルト1個を外します。

燃料コックが付いたままですが、ゆっくりと手前に引きながら外します。  

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赤丸印の燃料ストレーナーの底部に何か入っているように見えます。
 

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ストレーナーの底に糸クズ状の異物が詰まっていましたので、これを取り除きます。 

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異物を取り除いた後、キャブクリーナーを吹き付け、清掃します。

すると画像のように綺麗になりました。 

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続いてキャブレターを外しますが燃料チューブを取外し、ゆっくりと手前に引き出すのですが、この作業で注意が必要なのは、指が届きにくい所にガバナースプリングが付いていますので、ラジオペンチで外します。

この時に飛ばして無くさないように。
 

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フロートチャンバーです。

底のほうにススのような黒い異物が残っています。

これもキャブクリーナーで清掃します。 

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赤矢印はジェットノズルです。

荷札に付いています針金を通した後キャブクリーナーで清掃します。

同じようにメインノズルも清掃します。