健康保険限度額適用認定証


 癌、脳血管障害、心臓障害等で手術を受けたり入院しますと、医療費が高額になります。

そのような高額な医療費を支払わなければならないようになった場合、どのような対処方法があるのか説明します。

緊急時を除き予め入院日が分っている場合は、お住まいの自治体の健康保険窓口に行って「国民健康保険限度額適用認定証」の申請を行い、認定証を事前に受け取っておきましょう。
(サラリーマン等、国民健康保険以外の保険に加入されている方は他の入手方法になると思います)


イメージ 1
有効期間は6ヶ月間ありますので、大半の入院期間に対応できますが、忘れてはいけないのは同一の医療機関で1ヶ月間の支払医療費が限度額を超えますと適用を受ける事ができます。

私は入院手続きの際に諸書類と一緒に提出しておきました。

私のように退院してからも高額なPET-CT検査や、造影MRI検査を受け、他の病気等で通院しているような場合は、限度額を超える場合があります。

有効期限が切れましても手続きを行なえば更新する事が出来ますので、必ず更新しておきましょう。

次の例は私が岐阜大学病院に入院していた当時の医療費です。

イメージ 2

10月度の総医療費は1,433,850円となっています。

この金額の中には保険適用外の病衣料(パジャマ代)1,960円が含まれていますが、仮に病衣料を差し引いた(1,433,850-1,960) 1,431,890円の3割負担ですと、429,567円と高額になりますが、先の認定証のお陰で113,729円となります。

この内、病衣料1,960円と入院時食事療養費自己負担分20,540円を差し引きますとこの月の医療費自己負担額は、91,229円となります。

この月の保険適用分+自己負担分の計113,729円は、私のような年金生活者にとりましては大きな負担となります。

生命保険に加入していましたが、給付金受け取りは退院して請求手続きをしてからでないと受け取れないので、それまでは貯金を取り崩して支払を済ませました。

癌に限らず大なり小なり手術を必要とする病に罹ったり、長期入院になるような事になった場合の事を考えますと、生命保険に加入しておくべきではないかと思います。