坂下門手前の廻廊で「眠猫」を見まして隣り合わせの坂下門から「奥宮」へ向かいます。

・坂下門(国指定重要文化財)
イメージ 1

奥宮へ向かうには、坂下門から傾斜の強い石の階段を登らないと行けません。

段数207段とそれ程多く有りませんが、傾斜が強いうえ段差があるため結構辛い思いをします。 

途中3ヶ所踊り場のような所が有りますが、階段の幅が狭く休んでいますと後に続いて来ます方に迷惑が掛かりますので、休まず上がりましたが、日頃運動不足の私は207段を上りきった所で膝はガクガク、ふくらはぎはパンパンと云った感じで、休憩所でしばらく休んでいました。
イメージ 2

・御宝蔵(国指定重要文化財)朝廷から徳川家康や日光東照宮におくられた官符宣命等の文書が納められていました。 階段を登りきった直ぐ右手に有ります。
イメージ 3

御宝蔵の横には徳川家康公の遺臣、松平右門大夫正綱、秋元但馬守泰朝から寄進された狛犬が鎮座していました。
イメージ 4

・奥宮拝殿(国指定重要文化財) 御宝蔵、狛犬を見て階段を上がりますと正面にあります。

 この拝殿は将軍以外参拝が許されなかったようで、東照宮内にある極彩色に彩られた他の建物とは違った彩となっています。
イメージ 5

奥宮拝殿前を通り、裏手に向かいますと、鋳抜門が左手にあります。

・鋳抜門(国指定重要文化財) ”鋳抜”と云われる鋳造技法で屋根、柱、壁を別々に鋳造されたものを組立てた、重厚な造りです。
イメージ 6

鋳抜門の横を通り抜けますと、いよいよ奥宮(徳川家康公の墳墓の上に建てられた宝塔)に巡り合えます。

・宝塔(国指定重要文化財) 日光東照宮最大の「パワースポット」宝塔真後ろから見る方向は江戸城(現在の皇居)になります。
イメージ 7

宝塔をぐるりと廻り、奥宮拝殿手前に「叶杉」があります。

・叶杉 樹齢約600年と云われるこの杉のほこらに向かって諸々の願い事を唱えると、願い事が叶うと伝えられています。
イメージ 8

奥宮拝殿を後にして、同じく207段の石階段を下り、次は現在修理工事中の御本社へ向かいました。

・御本社(国宝)
 本殿、石の間、拝殿が一体化した権現造りの建物で、東照宮の中心を成しています。
 
現在は「平成の大修理」の工事中ですが、内部に入る事が出来ます。 しかし、内部の撮影は禁止されています。
イメージ 9

イメージ 10

次に東照宮最後の見学地となります「本地堂」へ向かいます。

・本地堂(国指定重要文化財)※内部は撮影禁止になっています。
イメージ 11

天井に大きな龍の絵が描かれており、その下でスタッフの方が拍子木を叩くと共鳴音が聞こえます。 この音が龍の鳴き声、『鳴龍』の所以だそうで、別名「鈴鳴龍」とも呼ばれているそうです。

表門から入ってからいつの間にか4時間程の時間が経っていました。

まだまだ見たい所があったのですが雨降りで寒く、お腹も空いてきましたので今回はこの辺りで終了することにしました。

次は年齢的に来れるかどうか分りませんが、御本社の修理が完了した頃に訪れたいと思います。

イメージ 12

表門を出ますと昼を過ぎていましたが、雨降りにもかかわらず多くの方が訪れていました。

私達夫婦は寒さで冷え切った身体を温める為、甘酒を買って飲み干しました。