気まぐれkimokuの癌(上咽頭癌)闘病記

癌(上咽頭)との闘病後日常生活を取り戻し                                        趣味や近郊探訪、小旅行、スポーツ観戦、グルメ等、日々の出来事を気の向くまま記事を書いています。

2014年01月

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第二章 入院前検査

2013年9月10日(火)午前中に羽島市民病院耳鼻咽喉科を受診。
  昨日岐阜大学病院で診て頂いたM医師が診察。
  岐阜大学病院では20日までスケジュールが一杯で予約が出来なかった造影M
      RIと造影CT検査の予約を羽島市民病院で予約をして頂く。
  診察終了後予約票を持って放射線検査窓口へ行き、検査日の確認と検査当日
  の注意事項などが書かれた用紙を頂き、その後血液採取所へ行き、採血を終
    えて帰宅する。
 
 
①PET検査
2013年9月10日(火)午後、岐阜大学病院放射線部で検査。
  15時からPET検査(Positron Emission Tomographyの略)を受ける予定
  で、14時30分までに受付を済ませ待合室で待機していると、担当の技師が
  来られて簡単な説明を受けました。
  その後妻と別れ検査室に案内されました。
  中に入ると検査待機室が4室(部屋番号はNO.5まであるが、NO.4の部屋
  は無かった)
  あり、3室は既に使用されていたので、私はNO.5の部屋に入りました。
  2畳よりやや広い縦長の部屋にリクライニング式の椅子があり、検査着に着
  替えて待機しているとインターフォンで「検査薬を注入しますと」案内があ
  り、指定の場所へ向います。
  検査薬注入の前に血糖値の検査を行いました。 数値は98と出ており、聞い
  てみると「標準よりやや低い数値ですが全く問題ない数値です」と説明され
  た。
  次に検査薬が注入され待機室に戻り、椅子にかけて呼び出しがあるまで一時
  間ほど待ちますが、この間に”癌が転移していないか”どの位の大きさかな”と
  か”初期なのか””末期なのか”等色々頭の中で交錯し、なかなか気分が落ち付
  きませんでした。
  (当初待機室に案内されたときに、検査に影響が出る場合があるので、気分
  を安静にしていて下さいと云われた事が気になった)
  前の方の検査が少し遅れた関係で1時間を少し過ぎた頃にインターフォンで
  検査室に入るよう指示があり、検査技師の指示で細長い検査台に仰向けに
  なって待ちます。
  「それでは始めます」とスピーカーから聞こえ、検査台が大きな円筒形の中
  に入っていく。
  特に大きな音がする訳ではないが、かえって静かなのが何となく不気味な感
  じがします。
  撮影は20分程で終了し、待機室に戻ってから持ってきた500ccの水を飲み干
  します。
  その後30分程待機していますと「撮影に問題なかったので終了します」と連
  絡があり、着替えて検査室を出てからロビーへ行き、持ってきたお茶とおに
  ぎりを口にしました。
  朝食後、絶食・絶飲でしたので美味しかった。
 
②造影MRI検査
2013年9月11日(水)午後、羽島市民病院放射線室で検査。
  前日に続き今日は造影剤を使ったMRI検査。
  検査は15時30分からでしたが、前日同様朝食後絶食・絶飲なのでこの暑い時
  期水も飲めないのが堪えます。
  予定時間よりやや遅れて検査室に入り検査着に着替えて造影剤注入用の針を
  挿されます。
  検査の前に説明があり
  ・検査時間は最初約40分程。 その後造影剤を注入して10分程でほぼ1
   時間程で終わる。
  ・大きな音がする。
  ・撮影中は絶対に動かない。
  ・頭部から頭頚部を撮影しますので、呼吸はしても生唾を飲み込まないよう
   に。

  検査室に入ると前日受けたPET検査と良く似た機械があり、検査台に仰向
  けになると頭部が動かないように、柔らかいパッドのようなもので固定され
  る。
  「それでは始めます」とスピーカーから合図があり検査台が円筒形の中に入
  り、モーターの回転が序々上がるような音がして、その後は”ジェット機の
  爆音””新幹線が通過する時の音””道路工事で使う削岩機のような音””船底を
  大きなハンマーで叩くような音”等凄まじい音が聞こえてきます。
  一回目の検査が終わり続いて造影剤が注入され二回目の撮影がスタート。
  すると、感覚では5分程経過した頃急にむせ出し、我慢し切れずに咳き込む
  と機械が止  り技師が「大丈夫ですか」と声をかけに来てくれました。
  こんな事で撮影時間が遅れ、一時間以上掛かりました。
  今日は前日とは違い検査後も空腹感は無く、造影剤を排出する為500ccの水
  を飲み干します。
  20分程休んでいますと看護師が造影剤注入用の針を抜きに来ました。
  その後帰宅。
 
③造影剤CT検査
2013年9月13日(金)午後、羽島市民病院放射線室で検査
  一昨日に続き今日も造影剤を使ったCT検査。
  検査は15時から。 前日は朝食後絶食・絶飲でしたが今日はお茶や水であれ
  ば飲んでも良かったので、日中の最高気温30度を超えましたが、水を飲む
  事が出来ましたので助かりました。
  予約時間が15時でしたが、早めに着いたので受付窓口に問診票と予約票を
  出し検査室前で待機していると、予定時刻より早く呼ばれ、検査室に入りま
  す。
  検査室では簡単な説明があり、頭部のみの撮影になりますので検査着に着替
  える必要は無いとの事。
  検査台に仰向けになると看護師が来られて造影剤注入用の針を腕に挿しま
  す。
  暫くすると「それでは始めます」とスピーカーから連絡があり、検査台がP
  ET検査やMRI検査をした時と似たような円筒形の中に入っていきます。
  MRI検査の時とは違い撮影中はほぼ無音の状態。
  10分程で一回目の撮影が終わり、続いて造影剤が注入されます。
  技師の説明通り体内に造影剤が入ると体全体が”ホカホカ”としてきます。
  この状態で5分程で撮影が終了し、検査室を出てから10分程してから看護師
  さんが来られて針を抜きました。
  検査後の注意事項を聞いた後、耳鼻咽喉科に行きMRI検査と先程のCT検
  査の結果が収録されたDVDを受け取りました。
  このDVDは9月17日に入院を予定しています岐阜大学病院へ持って行きます。


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第一章 「癌」がどのようにして見つかったか (癌の発見に至るまで)その②
 
・2013年3月12日 羽島市民病院にて予約し耳鼻科を受診
  3月始めに風邪をひいて鼻をかんだときに右耳に異変(耳がボーンとする)
  が感じられましたので、診て頂くと「中耳に水が溜まっているようです」と
  説明があり、鼓膜を切開して水を抜きますか?と聞かれました。
  左耳の鼓膜で切開や換気用のチューブ挿入を施術して頂いており、状況
  が分かっていましたので二つ返事で「お願いします」と答えました。
  局部麻酔をし鼓膜を切開後中耳内の水を吸い出た後は、はっきりと聞こえ
  るようになりました。
  一週間後に経過を診ますとの事です。
  *耳がボーンとする・・・プールから上がった際に耳の中に水が入っている
   ような感じ。
 
・2013年3月19日 経過を診て頂くため耳鼻科を受診
  「その後右耳はどうですか?」と聞かれましたので、また「ボーンとしてい
  ます」と答えますと、「では仮の換気用チューブを入れてみますがどうされ
  ますか?」と聞かれま したので、迷う事無くお願いしますと返事をしまし
  た。
   チューブを入れた後はスカッとして、物音がはっきりと聞こえるようにな
  りました。
  ※その後左耳と右耳の経過を診るため月に一度受診していました。
 
・2013年9月3日 定期診察日につき耳鼻科を受診。
   M医師:その後具合はいかがですか?
   私 :左耳は良いのですが、右耳が8月中頃から以前のように聞こえが悪
      くなりボーンとしています。
 
  左耳から診察しながら
   M医師:左耳は良いですね。右耳は仮チューブが外れています。 
       鼓膜を切開して水を抜いてみましょうか?
    :お願いします。(以前にも切開術をしていたので、迷う事無く答え
      ました)
  
  麻酔の為別室で15分ほど待機の上診察台に戻り、鼓膜切開術を受け中耳内の
  水を抜き取る。
   M医師:どうですか?
   私 :以前のように良く聞こえるようになりました。
 
しかし、6月頃から頻繁に鼻水が出るようになり、別の医師からは「アレルギー性鼻炎です」と診断され、一週間分の薬を処方されましたが、最近では鼻水が薄ピンク色になってきましたので、妻も疑問を感じており、思い切って先生に鼻の中を診て頂くようお願いしました。

先生も右耳鼓膜の色が変色しているのが気になっていたのか、「内視鏡検査」をして頂く事にしました。
  
早速左の鼻から副鼻腔あたりまで内視鏡が入りモニターで見る限りでは異常は無さそう。
次に右の鼻に内視鏡が入り、丁度中耳管との分岐付近に何か点々と”おでき”のようなものが見えてきました。
 
  M医師:腫瘍のようなので悪性かどうか生検(細胞診)に出す必要がありますの
      で、細胞の一部を採取します。

採取の時に一瞬針で刺されたような痛みがありましたが、事前に先生から説明がありましたのでそれ程苦痛は感じませんでした。
◎「9月6日に結果が出ますので、その資料を受け取って9月9日に岐阜大学病院の耳鼻科に来て下さい」と説明がありました。

・2013年9月9日 岐阜大学病院(岐阜大学医学部付属病院)にて受診。
8時30分頃到着しましたが、初診なのでそれなりの手続きが必要で、既に多くの患者さんが来られており、結構待たされましたが、今日受診する医師は羽島市民病院に来られているM医師なので、耳鼻科に行ってからは1時間程の待ち時間で診てもらう事が出来ました。

番号を呼ばれ、診察室に入り生検の検査資料を見られ、「検査の結果は悪性の腫瘍」『癌』と明言されました。

内視鏡で再度確認され、「上咽頭癌です」と癌を告知

部位的に手術は出来ないので、放射線と抗がん剤での治療になり、短くて7週間の入院治療になります」と説明されました。

妻も一緒でしたが、二人とも何故か意外と冷静に聞く事が出来ました。

知人で抗がん剤治療を受けた人がいますので、結構つらい治療になる事を覚悟しました。
  
早速M医師がPET検査・造影MRI検査・造影CT検査の予約をされていました。

『上咽頭がん』は進行が早いそうで、入院は遅くとも2週間以内になりますと説明され、前述の検査も含めそれ程急を要する状態(ステージ)なのか不安になりました。

診察室を出た後、血液検査・尿検査・心電図・胸部レントゲン撮影を済ませ、入院窓口で入院の手続きを済ませてから帰宅しました。


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第一章 「癌」がどのようにして見つかったか (癌の発見に至るまで)その①
 
 上咽頭癌は通常人間ドックやがん検診等の対象にはなっていない為、担当医師の説明では偶然に見つかる事が大半で、殆どの場合発見時にはかなり進行しているそうです。

少し長くなりますが、「がん」と診断されるまでの経過を説明します。
 
・2012年6月25日 羽島市民病院で人間ドックを受診。
   (私は定年退職後毎年人間ドックとがん検診を交互に受診しています)
 
・2012年7月17日 人間ドックの受診結果の説明を受ける。
 ※胃・十二指腸透視異常、聴力異常の他要経過観察の項目が幾つかありまし
  た。
   胃・十二指腸につきましてはその後胃カメラ検査を行った結果異常はあり
  ませんでした。
   ◎聴力異常(左耳)要精検と判定される。
 
・2012年8月6日 以前鼻の具合が悪かった時に診てもらった耳鼻科の医院
  で受診。
 ※左耳は小学5年生か6年生の頃中耳炎を患い、その後遺症でその後の約50
  年間は聞こえが悪くなっていたと思っていました。
  先生の説明では「画像診断が必要です。この医院では設備がないので他の病
  院で詳しく検査してもらって下さい」と羽島市民病院の耳鼻科宛に紹介状を
  書いて頂きました。
  帰宅時に羽島市民病院に立ち寄り耳鼻科の受診予約をしました。
 
・2012年8月9日 羽島市民病院の耳鼻科を受診。
  紹介状を手渡しますと早速聴力検査室に案内され、「標準純音聴力検査」を
  行いました。
  検査の結果左耳が極端に数値が低いので詳しく検査する必要があり、CT検
  査を受けるよう予約されました。
 
・2012年8月20日 羽島市民病院にてCT検査受診。
 
・2012年8月21日、羽島市民病院にてCT検査の結果説明を受ける。
  初診の時は女性医師でしたが、今回は岐阜大学病院から週1回来られている
  M医師(男性)でした。
  この先生にこれから何かとお世話になる事になります。  
  ※次の2013年3月12日まで左耳の治療内容になりますので、省略しま
  す。
 
◎この続きは、第一章 「癌」がどのようにして見つかったか (癌の発見に至
  るまで)その②をご覧下さい。
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 今日は年が明けて比較的天気が良く穏やかな日和になりましたので、三が日の内にと思い初詣に出掛けました。
 
昨年は大病をし現在も療養中ですが、一日も早く回復できる事を願い、息子のサポート付きで愛知県一宮市の真清田神社へ向かいました。
 
尾張國一之宮真清田神社と云われているように尾張地方では有名な神社で、JR一宮駅や名鉄名古屋本線名鉄一宮駅から徒歩10分弱の所に有り、社殿には多くの初詣客で賑わっていました。
 
詳しくは、http://www.masumida.or.jp/index.html を参考にして下さい。
 
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 神社山門です
 
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 拝殿で一日も早く回復するようお願いをしました
 
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 厄払いの”火輪くぐり”            真清田神社の御由緒
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