訪問日時:2021年02月14日(日) 10:00~10:30
訪問場所:『佐吉大仏』
     岐阜県羽島市竹鼻町209  名鉄竹鼻線羽島市役所前駅より徒歩2分
地図URL   https://goo.gl/maps/GEoFTyNAGbtcacm69

 今日は日中の気温が15℃を超える暖かさに誘われ、体調を崩してから暫く休んでいたウォーキング(散歩)を、リハビリを兼ねて、今まで一度も行った事が無かった市内にあります『佐吉大仏』の拝観目的で片道1時間程を掛けて行ってきました。

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案内掲示板によりますと、この大仏は美濃の聖人「永田佐吉翁」によって、宝暦9年(1759年)に建立された青銅製の釈迦牟尼仏です。
諸国巡礼の旅先で大病に罹った佐吉翁が、神仏に祈り全快したことを感謝して建立したと伝えられています。
仏像の高さは、石の台座を含め全体で4.9m、台座の周りは8.3mです。
製作は江戸の鋳物師「西村和泉守藤原政時」です。
御堂は明治24年(1891年)の濃尾大震災で焼失し、現在の御堂は昭和37年(1961年)に再建されました。
佐吉大仏は背中に扉が付いており、胎内が空洞になっており、これは胎内に経典等を納めるために使われたものであり、希望者は胎内に入ることが出来ます。

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佐吉翁は、江戸時代中期の美濃の国葉栗郡竹ヶ鼻村(現在の羽島市竹鼻町)の出身です。
佐吉翁は慈悲の精神、至高の親孝行、匿名で行う数々の社会奉仕など、その徳の素晴らしさにより、地域の尊敬を集めてきました。
又、「美濃聖人」として称され、二宮尊徳などと同様に、国指定教科書に採用された偉大な人物です。
岐阜県及び羽島市の史跡として指定されています。

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大仏殿入口右側に鎮座する石仏

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佐吉翁により立てられた安八町大森の渡船場にあった道標
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佐吉翁により市内の川に架けられた石橋の一片
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大仏殿に隣接する「青山スクエア」には4つの歌碑と共に「聖水」と言われる『佐吉和泉」があり、飲み水として取水に来られる方が多いとか。

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大仏殿は何時でも誰でも自由に入ることが出来(入場料無料)線香やロウソクが備えられており、線香をあげて家族の無病息災を願って拝んできました。
線香の横には般若心経の印刷物が置いてあり、自由にお持ち帰りくださいと書いてありました。
知人が夕食の前に般若心経でを唱えるそうなので、同じものかどうか分かりませんが頂いて帰りました。

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