気まぐれkimokuの癌(上咽頭癌)闘病記

癌(上咽頭)との闘病後日常生活を取り戻し                                        趣味や近郊探訪、小旅行、スポーツ観戦、グルメ等、日々の出来事を気の向くまま記事を書いています。

タグ:癌治療

2019年1月21日

1月15日で上咽頭癌の治療で岐阜大学付属病院へ入院・治療を終えて退院してから5年が経過しました。

昨年10月28日の検診で「頭頚部MRI検査」と「胸部CT検査」の結果説明を受けた際、内視鏡検査で「癌病巣の有った所がやや腫れているように診えるが、しばらく様子を観ましょう。」と言う事でした。

今日はその後の様子を内視鏡で検査して頂きました結果、腫れは観られず患部に異常はないと説明されました。
(これで一先ずは安心です。)

その後いつものように頸部と両肩付近のリンパ節に異常がないか診て頂きましたが、異常は診られませんでした。

治療を終えてから5年が経過し、そろそろ通院を終えても良いのではないかと思いつつも、先生から次は4月に予約を入れておきますと、先手をうたれてしまいました。




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『上咽頭がんで』4ヶ月間の入院生活を終え、2014年1月15日に退院してから4年が過ぎ、今日より5年目に入ります。

がんを治療した場合、「5年生存率」をよく言われます。

「上咽頭がん」の生存率は45%~50%と担当の医師から説明を受けています。

これから1年間何事も無く過ごす事ができれば、その後も生きていく望みが持てます。

その為には今後も定期的に検査や検診を受け、先生のアドバイスを素直に受け入れる必要があります。

さて、退院してから現在までに行いました主な検査を記述します。
1.PET+CT検査(造影剤使用)
    2014年7月 2015年1月 2015年8月 の計3回

2.頭頚部MRI検査(造影剤使用)、胸部CT検査(造影剤使用) 
    2014年10月 2015年4月 2015年9月 2016年6月 2016年11月
    2017年5月 2017年11月 の計7回

3.頭頚部MRI検査
    2014年2月 2014年4月 の計2回

4.胸部CT検査
    2014年4月 2016年1月 の計2回

5.鼻腔内視鏡検査
    2014年2月 2014年5月 2014年7月 2015年2月 2015年4月
    2015年7月 2015年8月 2015年11月 2016年3月 2016年6月
    2016年8月 2016年12月 2017年5月 2017年8月 の計14回

6.血液検査(腫瘍マーカー検査を含む)
    2014年2月 2014年5月 2015年4月 2016年3月 2016年9月
    2017年3月 の計6回 

退院後の各検査の回数が多いようですが、先生の説明によりますと通常の癌のように病巣の摘出手術を行った場合はこれ程多くの検査は必要ないのですが、「抗がん剤」と「放射線」による治療の場合は再発や転移の可能性が高く、更に「上咽頭がん」は発症すると進行が速いため、間隔を狭くして監視・観察する必要があるとの事でした。

余談になりますが、「がん保険」に加入していましたので、退院後保険金を受け取る際に生命保険会社の担当の方から、多額の保険金を受け取るとついつい遊興費や飲食費に使用してしまうケースがよくありますが、退院してからも医療費が掛かりますので、無駄使いをしないようにと助言を受けていました。

私が受けました各検査は高額な検査になりましたので、大半は保険金で充当していました。

今更ながら、『がん保険』に加入しておいて良かったと、実感しています。


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 昨日、瑞穂市の朝日大学歯学部付属病院へ今年初めての歯科検診に行って来ました。

今回は「保存科」と「口腔外科」の2ヶ所を受診しました。

保存科では、虫歯になっていないか、歯垢や歯石が付いていないかの検査と歯茎の状態を診て頂きました。

何度も投稿していますが、頭頚部の放射線治療を受けた大半の患者さんは、唾液腺がダメージを受け、口内の洗浄作用もある唾液の出が悪くなって”虫歯”になり易い事です。

その為に定期的に歯科検診を行なって口内のケアーが欠かせません。

又、今回担当医からあらためて説明された事は、虫歯が酷くなって歯を抜かなくてはならない状況になった場合、歯を抜く事が出来ない事です。

理由は放射線治療の副作用で、顎の骨が壊死(腐ってしまう)している状態なので、歯を抜く際に歯根周囲の骨が一緒に取れてしまう危険性がある事です。

そうなりますと、壊死した細胞は再生能力が有りませんから、取れた骨の再生が出来なくなるそうです。

こうならないように日頃から口内を清潔に保つ事が重要になります。

保存科を受診した後「口腔外科」へ行きました。

口腔外科では以前にも記載しましたように、”親不知”の周辺が化膿してそこから膿が出てきていますので、患部を洗浄をして頂くことです。

根本的な治療は”親不知”を抜く事ですが、前述の理由で抜く事ができず、現状では患部の洗浄しか治療方法が無い事です。(現状では痛み等自覚症状が無いので助かっていますが)

この先もこのような症状が続くそうで、今より悪化しないように洗浄処置を続けて行く必要があります。

先生が懸念されていますのは、今後肺とか胃・心臓等や骨折で手術をするような事になった場合、この”膿”が血管を通って手術部位に飛んで”感染症”を起こし、術後の経過に悪影響を及ぼす確立が高いそうです。

一本の歯が「命取り」になる事がありますので、今後も口内のケアーを欠かす事が出来ません。
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 6月7日(火)にMRI、CT検査の検査結果説明を受けてから3ヶ月が経過し、本日(22日)定期検診日です。

本日行ったことは
1.3ヶ月間に変わった事は無いかの問診
  ・口腔内の乾燥が続いている
  ・左足指の麻痺が続いている
  ・右耳の聴力低下が改善されていない
2.首周りの触診(リンパ節に腫れが無いか確認)
3.3月8日に行なった右耳の鼓膜切開術と水抜きをしたその後の経過観察
4.左耳の鼓膜付近が炎症を起こしているので、その治療
5.癌病巣部の内視鏡検査
を行ないました。

内視鏡の目視検査では前回同様異常は見られないので、現状では再発はしていない。
しかし、経過観察が必要で、12月に頭頚部MRI検査を予定している。

左耳の治療及び感染予防薬として「点耳薬」を処方して頂き、1ヶ月間点耳を続ける。

次は9月20日(火)に左耳の治療結果を見て頂く事になりました。
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 今日は4月度の定期検診日。

羽島市民病院の初診・再診受付窓口はシステムが変わったのか、担当が変わったのか良く分りませんが、長い行列が出来ていました。

再診受付を済ませ、耳鼻咽喉科の待合室へ向かいました。

3月8日に行ないました右耳鼓膜切開術の経過と、当日行ないました血液検査の結果説明を受けました。

診察室に入り、M医師からその後右耳の具合はどうですか?と尋ねられましたので、今の所良く聞こえていますと、答えました。

・血液検査の結果は、肝機能、腎機能、感染症等の数値は正常で問題は無く、白
 血球数が基準値内とは言え、少なめなので注意が必要と説明を受けました。

・現在も唾液の出が良くなく、口内が乾きやすい、両顎間接の痛み、右足指の痺
 れ等が続いている事を伝えました。

その後、先生とお話しする時間が少し取れましたので、色々と聞いてみました結果

・退院後3年目に入りましたが、現状では癌のあった所には再発するような状況
 は診られないのですが、この癌は遠隔転移のリスクが高く、元の病巣は放射線
 治療で消滅していても、他の部位に転移していたPET検査やMRI検査で発見出
 来ない小さな”癌の芽”が、抗がん剤の効果が無くなる頃に芽が出てくる可能性
 が高い。

・そのような理由で、治療後も短い期間でのPET検査やMRI検査、CT検査が必
 要。

・肺のMRI検査やCT検査を行うのは、肺に転移し易いから。

・甲状腺癌は病状の進行が非常に遅く、年齢にもよりますが、治療しないで放置
 していても寿命まで生きられる事もある。

その後、今後の診療予定の説明があり、6月1日(水)に頭頚部造影MRI検査に加え、胸部CT検査を行う事になりました。

次の検診日は6月7日(火)。 この日に検査結果の説明を受けます。
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